FC2ブログ

明日を追いかけて、アメリカ2

「しろーも来いよ。今なら、往復のチケット10万円だぜ。」
魚金で、部長が言った言葉だ。
その言葉が、僕の頭の中でリフレインし続けていた。
“10万円か…。行けない額ではないな。”
行かないと決めていたはずの僕に、早くも迷いが生じ始めた。
“何か、行けそうな気がしてきた。仮にアメリカ行けなくても、その浮いた10万で、D7000のボディ買うのもアリだよなあ。つーか、D7000すげー欲しいな。アメリカに行くかD7000を買うかどっちかだ!という流れを作って、D7000買ってしまおうかな。うん、どうもそれがいいぞ。”

今だから言うが、僕は、アメリカに行けなくなったことを理由にD7000のボディを買おうと目論んでいたのだ。
ちなみに、その“D7000が欲しい。”という想いは、僕の腹の奥底で今尚、燻り続けている。
結婚祝として、ショウコさん買ってくれねえかな。


続く!!
(いいね。このペース、いいよ。内容はともかく、ペースは凄くいいよね。うん。)
スポンサーサイト



明日を追いかけて、アメリカ1

2011年5月4日。ゴールデンウィーク真っ只中。
僕は、池袋の居酒屋にいた。山岡氏をよく知るものであればご存知の、魚金である。
山岡氏とスーパーお嫁さんとショウコさん。それに、山から下山してきた鬼野澤の五人で美味い肴と美味い酒に舌鼓をぶちかましながら、したたか酔っ払っていた。
その時に、ふと気になった事があった。以前、山岡氏が「アメリカツアーへ行くかもしれない。最後のチャンスかもしれない。」などと言っていた。そのツアーとやらが実現するのかどうか、気になったのである。
勿論、僕に行く気などなかった。僕にとってアメリカとは、カッコいい音楽が鳴る場所であったのだが、それ以上にとんでもなく遠くてとても行けない国、という位置づけにある場所だったのだ。だから、本当に行く気などなく、興味本位で訊いたのである。
「部長、アメリカには本当に行くんですか?」と。
知らない人のために説明すると、部長とは、山岡氏の別名である。部長の由来はもはやわからないが、FOURTOMORROW界隈で部長と言えば山岡氏なのである。
部長は、僕の質問に対し、ニヤリと笑みを浮かべこう答えた。
「行くぜ。8月の10日に。16日に帰ってくる。」
ぞくり、と僕の背を興奮が駆け抜けた。
“FOURTOMORROWがアメリカでライブをぶちかますのか!”と。考えただけで、興奮が次々と湧きあがってくるではないか。が、その考えの中に、僕の姿はない。何故なら、行く気など毛の先ほどもなかったからだ。
しかしだ、部長が言った期間を冷静に考えると、行こうと思えば行けてしまう日程なのである。8月10日から16日と言えば、日本ではお盆であり、最も休みを申請しやすい期間の一つなのである。
これはひょっとしたらひょっとするぞ、などと考えてみたが、そんな考えはすぐに打ち消した。行けない。行かないんじゃなく、行けない。とてもそんなに休みは取れないだろう。
そんな僕の気持など、当然部長が知るわけもなく、「BOMB THE MUSIC INDUSTRY!とやるかもしれないぞ。」などと、僕の好きなバンド名を、そろりと出すではないか。
それには僕も興奮してしまい、
「じゃあ、SPRAYNARDとかANDREW JACKSON JIHADとかとも出来るじゃないですか!うわーっ!」
などとついつい乗ってしまった。
FOURTOMORROWがアメリカで、それも僕の大好きなバンドとやるかもしれない。
それが、僕の中でアメリカへの想いが燻り始めた瞬間であった。


続く!(のか!?笑)