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明日を追いかけて、アメリカ21

電車を何度か乗り継ぎ、ちょうど中間の駅に着いた時に、ショーンくんが山岡さんに電話をかけた。
僕は、ショーンくんと山岡さんのやり取りなど知らず、写真を撮ろうかどうしようか、ずっと迷っていた。
迷っていてもらちが明かないので、勇気を振り絞り、一枚だけ写真を撮ることにした。
勇気出した!
これだけかよ!って感じなのですが、これだけです。だって、恐いんだもん…。笑

そんなこんなで、僕が写真を撮り終わるのと殆ど同時にショーンくんが電話を切り、思いもしない言葉を言い放ったのだ。
「ライブ会場があるPOMONAへこのまま行く。」
マジかよ。また、あの何とも言えない電車での時間を過ごさなくちゃいけないのかよ…。
今だから言うが、それを聞いた瞬間に、もう日本に帰りたい、と思った。いや、ホントにさ。まあ、ハリウッドにも着いていなかったような、そんな感じだったのだけれど。

とにかく、僕らは電車を乗り換え、POMONAを目指した。


続く!
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明日を追いかけて、アメリカ20

バスに揺られること十数分。
アビエーション駅に到着。
切符のシステムがよくわからず、ショーンくんに言われるがままに切符を購入。
「外にいるのが恐いから、早く中に入りたい。」とショーンくんが笑いながら言っていたのが、非常に印象的だった。そういう発言、マジで恐くなるから。笑
とにかく、切符を購入し、ホームへ。
アビエーション駅!
当り前なんだけど、周りは外国人だらけで、空港付近とはやっぱり明らかに違う。何が違うって、日本語をしゃべれそうな人がほぼ皆無なのである。ちなみに、僕ら三人とも英語はほとんどダメ。本当に心細くなったが、三人いる、というのが何より心強かった。
本当は、写真をたくさん撮りたかったのだが、「あいつカメラ持ってるからカツアゲしようぜ。」と絡まれたら嫌だなあ、と思い、殆ど写真を撮ることができなかった。
とことんビビりなのである。笑
どっかの駅のホーム
アメリカは、鳩もクールだったぜ。
電車
そう言えば、自転車を持ち込む人が非常に多かった。日本では滅多に見ないよね。自転車を車内に持ち込む光景。

そんなこんなで、電車に乗ったのだが、電車に乗っている時間がとんでもなく長く感じられた。距離はそんなでもないんだろうけど、高速バスの長野~新宿間くらいの体感時間だった。
…いや、いくらなんでもそれは言い過ぎだな。うん。


続く!

明日を追いかけて、アメリカ19

「地球の歩き方の電車のページを見て、15時までにハリウッドに来いって。」
山岡さんと電話で話をしたショーンくんが、愕然とした面持ちで言った。
これぞまさに恐れていた事態である。しかも、時間制限のおまけまで付いてしまっている。
まさか「地球の歩き方」が入国後に役立つなどと、僕は少しも思っていなかったので、「地球の歩き方」を二冊も持っていて良かった、と思ったのは言うまでもない。ただ、そこで使われたのは、ショーンくんが持って来ていた「地球の歩き方アメリカ西海岸」だったのだが…。

そんなわけで、結局、電車を利用せねばならなくなった。
前述したように15時までにハリウッドへ行かねばならないため、一刻の猶予もない、と言って過言でない。が、ニコチンタールの切れたシイナくんは、ショーンくんにアイフォンを託したまま、喫煙所を探しにふらりと何処かへ行ってしまっていた。
僕は煙草を吸わないのでわからないのだが、煙草と言うのはそんなにも吸いたくなるものなのだろうか。僕だったら恐くて、喫煙所なんて探せないけど…。
とにかく、しばらくして一服から帰ってきたシイナくんと合流し、ハリウッドを目指すこととなった。
まずは電車に乗らねばならないのだが、駅まで行くために、空港から駅まで無料で走っているバスに乗る必要がある。
LAX
↑LAXという名のバス。完全にシャンプーだよね。
「地球の歩き方アメリカ西海岸」とグーグルマップで、アメリカをシュミレイトしていたショーンくんにかかれば、LAX乗り場を探すことなどお茶の子さいさいで(というか、目の前にあった)、難なくバスに乗ることに成功した。
いいね。この右も左もわからない感じ。何だか、海外旅行に来ているみたいだ。笑
バスの窓から見える景色は、まさに広すぎるアメリカのそれであり、僕はもはや何十回と思ったかもしれない、
「やべー、アメリカに来てるよ!」
と再び思ったのだった。


続く!

明日を追いかけて、アメリカ18

アメリカに到着して、僕らにはしなければならないことがあった。
シイナくんのアイフォンをアメリカで使えるようにし、山岡さんと連絡をとる。
一にも二にも、まずは山岡さんと連絡が取れなければ、本当の意味でのアメリカツアーは始まらないのである。
シイナくんのアイフォンを無事に使えるようにし、早速、山岡さんへ電話をかけてみた。
繋がる。繋がるのだが、肝心の山岡さんが電話に出てくれないのである。
時刻は正午過ぎ。前日に騒ぎすぎて、未だに寝ている可能性も、大いにあり得る。仕方ないので、ショーンくんと僕の携帯も何とかして使えるようにし、山岡さんに電話をするが、相変わらず出てくれない。
まいった。とにかく、山岡さんに電話が繋がらなければ、身動きが取れないのである。
アメリカに行く前からショーンくんと話をしていたことがある。
「空港に山岡さん達が来てくれるかどうかがかなり重要である。」と。
もし山岡さん達が空港まで来てくれない、となると、電車で集合場所へ向かうか、またはライブを行う町まで行かねばならない。
レンタカーを抑えていない、と聞いた時には、本気で電車移動もある、とひやりとしたのだが、山岡さん達は無事、レンタカーを借りている。
ということは、電車での移動はまずない。
僕はそう思っていたし、ショーンくんもそう思っていたはずだ。
しかし、山岡さんと連絡が取れないため、電車移動が現実味を帯びてくる。念のため、ネットで電車の移動方法を調べたのだが、何が何だかわからず断念していた。ショーンくんは、それなりに理解していたようで、万が一の時には、ショーンくんを頼るしかない。
一向に山岡さんと連絡が取れそうもないため、痺れを…というかニコチンタールを切らせたシイナくんが、喫煙所を探すべく、ふらりと何処かへ行こうとした、その刹那。
山岡さんから電話がかかってきたのである!!


続く!

明日を追いかけて、アメリカ17

オレンジジュースを飲んでいる間に、僕らはアメリカに到着していた。
入国審査やら税関やらを、英語と呼んではいけないレベルの拙すぎる英語で何とか通過し、遂に!遂に!!遂に!!!
アメリカ!
アメリカ到着!!お待たせ!!!(誰に言ってんだよ。笑)画像は、アメリカで一番最初に撮ったもの(笑)。
当り前であるが、右も左も外国人。いいや、僕らが外国人なのか!
とにかく、僕らは無事にアメリカに到着することができたのだ!ブラボー!!

続く!

明日を追いかけて、アメリカ16

飛行機の中は、本当に辛かった。
ずっと座っているというのも辛いのだが、何より寒過ぎて辛かった。
寒過ぎる状況下で、やはり熟睡などできるわけもなく、内心、初日はもう完全にダメだな、とさえ思っていた。
寒過ぎて眠れないのは、どうやらショーンくんも同じらしく、おもむろにニンテンドーDSの電源を入れ、新たなぼうけんのしょを作り、ドラクエ4を始めていた。
そんな僕らとは対照的に、シイナくんは首を変な方向に折り曲げながら眠っていた。そんなシイナ君を見て、間違いなく一人軍隊だ、と思った。どんな状況下でも寝れる。それだけで、軍隊な感じがプンプンする。

そんなこんなで、寝たり起きたりを繰り返しているうちに、到着まで一時間という距離に達した。
あと一時間我慢すれば、この極寒地獄から解放される。とりあえず、飛行機から降りたら、温かいスープを飲みたいな、などと考えていると、再び機内食を配りだした。
朝食と言うには遅すぎ、昼食と言うには早すぎる時間であったが、機内食をいただくことにした。今回の機内食は選択肢はなく、有無を言わせずに配られた。
二回目の機内食
↑驚いたことに野菜が一切入っていない。僕はこの機内食を見て、非常にアメリカを感じたのである。オムレツにハンバーグにウインナーにクロワッサンって。笑
機内食に選択肢はなかったが、飲み物には前回同様、幅広い選択肢があった。
前回、ショーンくんとシイナくんがビールを飲んでいる横でオレンジジュースを飲んだ僕は、絶対に次はビールを頼む!と思っていたのだが、機内の寒さがそうさせてくれなかった。
前回ビールを飲んだショーンくんも、さすがにビールは頼まず、「コーヒーを飲む。」と言っている。僕も体が冷え切っていたので、温かいコーヒーを飲みたい、と思った。
願わくばショーンくんがコーヒーを手にするのを目撃してから、と思っていたのだが、キャビンアテンダントは今回も僕に一番に訊いてくるのである。
前回も言ったよな?最初に訊くべきは僕じゃねえだろ・・・ショーンくんか、シイナくんだろっ!!って。
しかし、訊かれてしまった以上答えないわけにはいかない。僕は勇気を振り絞り、キャビンアテンダントに自分の意思を伝えた。
「orange juice,please.」と。

いやだってさ。オレンジジュースが一番目立つ位置にあるし、第一「コーヒー」で伝わるのか、いかにも「coffee」っぽく言わないと伝わらないのか、そこがわからなかったし、何よりなんか恥ずかしかったしさ。となるとさ、ね?一番安心して飲めるオレンジジュースでしょ?つーか、オレンジジュース好きなんだよ。マジで。ふざけんなよ。


続く!

明日を追いかけて、アメリカ15

beef or chicken?でお馴染みの機内食。
来るだろう来るだろう、とは思っていたけれど、案の定「beef or chicken?」だった。
たださ、わからないんだよ。「beef or chicken?」だけじゃ、何がなんだか。かろうじて聞きとることのできた、chickenサイドの説明をしている時の「curry」という単語。得体のしれない「beef」を頼むより、curryの「chicken」を選んだほうが無難だろうな、と「chicken」を選んだ。選んで、手元にやってきた時に、重大な事実に気が付いたのである。
やべえ、空港でさっきカレー南蛮食ったばっかじゃねえか、と。
ちなみに、機内食は飛行機に乗って1,2時間の内に提供されたため、完全に胃の中にはいるわけである。カレー南蛮のカレーが。無理してゲップをすれば、間違いなく口腔内にカレーフレイバーが漂うだろう。この数時間のうちに二度もカレー的なものを食うことになるとは、思いもしなかった。
しかし、選んでしまった以上、食べねばなるまい。
僕は覚悟を決め、カレーを口へと運んだ。多少日本のカレーとは異なる味付けであったが、カレーはカレー。胃の中でファーストカレーとセカンドカレーが混じり合うのを思い浮かべると、スプーンが止まってしまうが、何とかたいらげた。

その機内食が運ばれてきた数分後に、今度は、飲み物が提供された。
この飲み物というやつが厄介で、beefとchickenと違い、二択ではないのである。自分の好きなものを飲めるのだが、肝心のメニューがわからないのである。
「何飲むんだ?」と英語で訊かれて、「いや、何があるんですか?」などと訊き返す勇気と英語力が、僕にはなかったのだ。
となると、目に見えている確実な飲み物を選ぶのが無難。見えているのは、水と牛乳とオレンジジュース。中でも、ひときわ目を引くのがオレンジジュースである。
もうこれはオレンジジュースしかないだろう、と心の中で決めてた僕の横で、ショーンくんとシイナくんは「ビールを飲む。」と言っている。ビールは見えるところにないのに、である!
何と言う勇気であろうか。ショーンくんとシイナくんの様子を伺って、僕もビールを頼みたいところであるが、悲しいかな、まず僕に訊いてきているのである。あのキャビンアテンダントなる女性は!最初に訊くべきは僕じゃねえだろ・・・ショーンくんか、シイナくんだろっ!!
しかし、訊かれてしまった以上答えないわけにはいかない。僕は勇気を振り絞り、キャビンアテンダントに自分の意思を伝えた。
「orange juice,please.」と。
飛行機で飲むオレンジジュースはとても美味しかったよ…。
僕の横では、ショーンくんがハイネケンを、シイナくんがキリンラガーを、それぞれ飲んでいたけど、一番美味かったのはオレンジジュースだね。うん。マジで。ふざけんなよ。


続く!