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思い出したので記しておこう

もしかすると、もう記しているかもしれないけれど、まあいいよね。

先日、職場の同僚と話をしている時に、「あれは面白かったよね。」という話をして、確かに面白かった話を思い出しました。
昨年の5月にAEDの講習を受けたのですが、その時の話。AEDの講習を受けたことがある人ならわかると思うのですが、心肺停止か何かで倒れた人がいるということを仮定して、人形に実際にAEDを使うんですよね。
第一発見者で心臓マッサージをする人。救急車を呼ぶ人。AEDを使う人。大体この三つの役割があるので、三人一組でやるわけです。
当然、講習なので、決まり文句みたいなものがあるわけです。
第一発見者の人は、「人が倒れている」から始まって「見て、聴いて、感じて」なんて言いながら人形の口元に耳をあてて、「呼吸をしていない。心臓マッサージをします。」みたいな。で、心臓マッサージを10回程やった後に、周りにいた人に「そこのあなた、救急車を呼んでください。」、「そこのあなた、AEDは使えますか?」なんて具合に進めていくわけです。
これが友人達とやるわけではないので、ちょっと恥ずかしい感じもあるし、やっぱり緊張するわけです。その緊張を見事にほぐしてくれた人がいました。
その人、第一発見者で心臓マッサージをやった後に周りの人に声をかけたのですが、それを聞いて思わずうつむいて笑いを堪えてしまいました。
「そこのあなた、LED使えますか!?」
「わかりません。物によっては使えません。」と答えるのが正解なのでしょうが、目の前にあるのはLEDじゃなくてAEDですから、その質問を受けた人は当然言うわけです。「はい、使えます。」と。
本人は真面目にやってるんですけどね、その後もずっとLEDと言い続けていまして、講師もちょっと笑っているという異例の事態に。
その後、役割が変わりまして、今度はその人がAEDを使う番になりました。これまた使うときの決まり文句がありまして、まず患者の周りから離れるように周りの方に声をかけて、その後にボタンを押すと同時に「ショック!」と言う必要があるわけです。
その人、またまたやってくれまして、「LEDを使いますので、離れてください!」と例の如く相変わらずのLED。更に追い打ちをかけるようにトドメの一言。
「チャージ!」
その言葉の後、無事放電されました。
二時間と言う長丁場だったのですが、何だかとても楽しい講習になりました。何より心に残る講習になりました。本当にありがとうございました。
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