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バドミントンをやりたい、と思った。
大学に入学した時の話だ。その想いは、高校入学まで遡ることができるのだけれど、結局僕は陸上部に入部した。
数少ない友人が、陸上部に入ろう、と誘ってくれたからだ。わかってたんだけどな。陸上での自分の限界は。全く才能がないこともわかっていたんだけどな。でも、入った。何故なんだろうか。歳を重ねる度に考えるが、わからない。歳を重ねる毎に考えることが変わるから、余計にわからなくなる。その答えは今も出ていないし、たぶん一生わからないままだろう。それでいいよな。昔の話なんてさ。
大学に入学して、僕は自分の意思でバドミントンサークルに入った。
が、人見知りの僕にはどうにも馴染めそうにない雰囲気だった。同期は数十人はいたはずだ。だけど、仲良くなれそうな人はほとんどいなかった。そんな中で何人かの友人に出会った。そのうちの一人がえいちゃんだ。えいちゃんとは、バドミントンの枠を超え、仲良くなることができた。というか、バドミントンの話で盛り上がった例がないのだが(そもそも、僕は大学二年になりバイトを始めるのとほとんど同時にバドミントンサークルからフェイドアウトしたわけだが。)。
そのえいちゃんから結婚式の招待状が届いた。知っていた。年始の時点で電話があり、その時に聞いていた。その時の僕はと言えば、新年会で半ば酔った状態で電話に出ていた。えいちゃんが告げた式の日にちに「ん?」と思いながらも、「予定しておくから!」と調子のよい返事をしたような、そんな記憶がある。
ところが、蓋(招待状)を開けてみれば、ばっちり仕事の日。僕の淡い期待(式は仕事のある日の前日だったよな。まさか、日曜日にやる式に僕は呼ばれないよな。などという)は、所詮は淡い期待だった。
行きたかった。祝いたかった。嘘じゃない。本当。これ以上にないくらい本当。
だけど、行けない。行けないのはわかっているのに、行きたくて行きたくて、返事を出せずにいた。仕事の日取りがずれるかもしれない、とありもしない期待を抱いて、返事を出せずにいた。
そんな気持ちと共に、昨日、返信ハガキをポストに投函した。
えいちゃん、ごめん。
長野で、興味もない水防工法にえいちゃんの幸せな式を重ねて想像することにするよ。
ダメだチクショウ、重ねらんねえよ…。
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